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久々の更新ですw


今回はスタンダードになのフェイで。

※一か月更新がなかったからどこかで文章を鍛え直した…
とかそんなことないので駄文ですよ、はい。


えっと、えろくはない…かな…

なのはちゃんとフェイトちゃんは唇と唇を合わせてスキンシップをとったりしない!!
って人にはえろいですw



お読みくださる心のひろーーいかたは追記よりご覧くださいませ










【痛っ……】






――ガ…チャ…

空戦魔導士の耳があってよかった。
ドアの音を出来る限りたてないように玄関から入ってくる彼女をいちはやく見つけられるのだから。
二週間ぶりのフェイトちゃん。
全身の力が抜けていくのが分かった。
どんなに彼女を信頼していても、やはり怖いのだ。私たちはそういう仕事をしている。

きっと私やヴィヴィオがもう寝ているだろうと気を遣ったのだろう。
気配を消して動こうとしているのが分かる。

「おかえりなさい。フェイトちゃん」
はやる気持ちを抑えて、できるだけ落ち着いた声を心がける。
疲れているフェイトちゃんを驚かせたくない。
しかし、私が階段から腰を上げて彼女のもとへ歩いていくと、驚いたように呆けた彼女の顔とぶつかった。
きっと彼女のほうからは陰になって見えなかったに違いない。

「なのは、起きててくれたの?」
驚いたフェイトちゃんは脱ぎかけた靴もそのままに尋ねてくる。

「だって…朝まで待ちきれなかったんだもん」
私はフェイトちゃんのカバンを取り上げる。
彼女はあわてたように靴を脱ぐ作業を再開した。

靴を脱いだ彼女が土間から上がってきた時だった。
彼女の気配が傍にあるだけで私はこらえきれなかったのだ。
気がつくと思わずぎゅっと抱き着いていた。

「な、なのは…急に抱きついたら…その…あ、あぶないよ…」

フェイトちゃんはもごもごと言っている。私はいっそう強く抱きしめた。

「待ちきれなかったんだもん…」

子どもみたいに同じ言葉を繰り返した。

「私はその…汗とかかいてるし…手もまだ洗ってないし…」

「それじゃ、洗面所までついてく。いいでしょ?」

子どもみたい、ではなく、これでは子どもだ。それでも彼女から離れたくなかった。一瞬でも。

「なんだか今日のなのはは、甘えん坊だね?」

フェイトちゃんがふっと微笑むだけで、心の中がふわりと温まる思いがした。

フェイトちゃんのカバンをリビングのドアに立てかけた後、私たちは手を繋いで洗面所に向かった。



「ほら、なのはもきちんと洗って?」

フェイトちゃんは私の背中の後ろに立って、
私の手首をそれぞれ持つようにして泡を手に取らせた。


「私と手を繋いじゃったから、なのはもしっかり洗わなきゃ、ね」

フェイトちゃんの手にリードされて、泡立っていく私の手をじっと見つめる。


――カチャッ
「ふぇいとまま・・・おかえりなさい・・・」

洗面所の扉が開く音とともに、ヴィヴィオの眠そうな声が響いた。

「なのはまま・・・ふぇいとままにおててあらってもらってるの・・・?」

ヴィヴィオの言葉を受けてふと気がついた。
確かに私は、まるで子どものようにフェイトちゃんに手洗いの介助をされている…?

「あ…いや、そのヴィヴィオ…ちが…」

しかし、私が赤くなっている間に、私の手から泡は洗い流されていた。

ヴィヴィオが目をこすりながらこちらを見ている。

「ただいま、ヴィヴィオ。トイレかな?」

「ん・・・ふぇいとまま・・・ここでまっててくれる?」

「ヴィヴィオが出てくるまでちゃんと待ってるよ。いっておいで?」

「ありがと・・・」

トイレに向かうヴィヴィオの背中を見つめた後、鏡をのぞいてみると、私はまだ真っ赤だった。



「ふふっ、なのは、真っ赤になってる」

フェイトちゃんは目の前で苦笑している。

「大丈夫だよ?ヴィヴィオ眠そうだったし、
なのはが甘えん坊さんだったことなんておぼえてなっ…ん…んむっ」

私はとっさにフェイトちゃんの肩を両手でつかんで、
背伸びをすると、フェイトちゃんの唇をふさいだ。

「(なのは?)」

フェイトちゃんの落ち着いた声が頭に響く。念話だ。

恥かしさのあまりキスで口を塞いでしまったが、
私たちには念話という手段があることを失念していた。


「(う…うるさい…)」

「(照れてるんだ?)」

「(ち、ちがう…)」

「(へぇ…そう?)」


フェイトちゃんの言葉が念話として頭に響く。
悔しくなった私は、フェイトちゃんの肩から右手を離し、
そのまま首の裏を押えてロックすると、フェイトちゃんの唇を舌で割った。

「ん…んぁ…っ…」

フェイトちゃんの本当の声が漏れる。
ちょっとした仕返しのつもりが私の嗜虐心を煽った。

「(ヴィヴィオ、まだトイレにいるよ?そんなに声だしちゃっていいの?)」

念話でフェイトちゃんに囁きかける。

フェイトちゃんのちょっとした焦りが彼女の体温とともに私に流れてくる。

調子に乗って、彼女の歯茎に舌を這わせたその時だった。


  ビクッッ


彼女の体が大きく震えた。

彼女が顔をしかめたのも視界の隅で分かった。

これは彼女が「感じた」時の反応ではない。この反応は―――


私は静かに手をおろし、唇を離した。

フェイトちゃんは少し息が上がっている。

「フェイトちゃん、歯茎に口内炎できてるでしょ?」

「!!!」

ビンゴ。彼女の顔にはあっさりと真実が書き込まれている。

「今のは『痛い』時の反応だもんね?」

私は普通に笑ったつもりだったけど、フェイトちゃんが一歩後ずさった。


――ガチャッ

「フェイトママありがとう。また明日お話しいっぱいしようね。おやすみなさい」

トイレですっかり目が覚めたらしいヴィヴィオはさっさと二階へ上がっていった。


「さてフェイトちゃん。口内炎はなんでできるでしょう?」

いつも栄養管理についてうるさく言ってるんだけどまだ分かってなかったようだ。

「あ、あの…なのは…黙ってたことはごめんなさい…あのでも…」

私とフェイトちゃんの距離はもはや2メートル近くになりつつあった。

しかし一気に距離を詰める。彼女のすぐ後ろには壁が迫っていた。


「どれだけ痛いものか、今晩はじっくりお勉強しようね?」

舌で触っただけで痛いのだから、ね。










END


吸われたりなめられたりしたら相当痛いよね。きっと。


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プロフィール

プチモルト

Author:プチモルト
お越しいただきありがとうございます♪

下手なのですが。
百合ん百合んなSSをかいちまおう
と腹を決めました!!


リリカルなんとかの教導官重視。
なのはさんが絡めばどのカプも歓迎♪

好きすぎていろいろなことを
させてしまうのはご愛嬌!!

最近は他の百合カプにもわき見運転中w

百合(女性どうしのアレコレ)とかとにかく苦手なかた、
イチハチ(性的・暴力的)表現アウトなかたは、
ブラウザバック!!
まだ間に合いますヽ( ゚□゚)ヾ

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