アルバイト先の同僚の結婚式にいってきましたっっっ!!!
すっげぇ・・・
結婚ってすっげぇぇぇぇんですねw
プチモルトは新婦さん側の知り合いであるので、新婦さんに注目!!だったんですが・・・
お色直しが二回あって、
白無垢→ウエディングドレス→パーティードレスでどのお姿もとてもお美しかったです♪
やっぱり結婚式っていいなぁっておもいました★☆
ってことで・・・
今回ははじめての ヴィヴィオ×はやて に挑戦させてください(?)
というか・・・ヴィヴィはやウエディングに動揺する高町夫妻を妄想したいだけですがw
17歳ヴィヴィオともうすぐ三十路のはやて嬢はいかにして高町夫妻を説得するでしょう
ってことで追記より・・・準備おっけぇ♪なかただけ・・・
【受難】
「ちょっと、はやてさん!!今日こそはきちんと言うって言ったじゃないですか」
「言う言う!!言うんやけどほら・・・ものには順序とかそういうもんが・・・」
「はやてさん!!」
扉の中ではヴィヴィオがはやてを詰っているようだ。
―――ようだ・・・
というのも、私は扉の外に居るので、会話をその場で聞いている訳ではないのだ。
ここは私の大事な娘、ヴィヴィオの部屋の前。
私は耳を扉に吸いつかせるように必死で・・・盗み聞きをしていた。
こと大事な娘のこと。一言も聞き洩らすわけにはいかない。
「でもでも・・・フェイトちゃん・・・ものすごい剣幕で睨みつけてくるんやで?」
突然私の名前が出てきてびくっとなったが、すぐに体勢を整えて再び耳を扉によせる。
「フェイトママはああいう目つきなんです、いっつも!!」
娘はどうしてもはやてを鼓舞しようと必死だ。その代償に私は涙目になったが。
「なのはちゃんも、こっそりコーヒーに青汁をまぜるし・・・」
なのはもはやても先ほどリビングでは笑顔で会話をしていたが、
そのようなことが裏でおきていたらしい。
なのはは味方であるが、背中をすーっと冷たいものが走る。
「・・・私の家では青汁をコーヒーにたらすのが・・・ブームなんです!!」
そんなブームがあったのであれば、一番に青汁被害にあうのは間違いなく私だ・・・
「とにかく!!はやてさん、もう一度リビングに降りましょう!!」
―――やばい、はやく下に戻らないと盗み聞きしていたことが娘にばれてしまう・・・
扉から離れ、階段へ向かおうとした時に、すぐ後ろにいたらしい「誰か」にぶつかった。
「す、すみません」
条件反射でぶつかった相手に謝る。
「誰か」は倒れそうになった私を両手で抱きとめ、起こしてくれた。
そして、扉の向こうに声をかける。
「その必要はないよ、ヴィヴィオ」
そう言うと「誰か」は扉をあけた。彼女の腕に促されるように私も中へ入る。
「なのはちゃん!!フェイトちゃん!!」
「あ、あのね・・・なのはママ」
なのはは両手をあげて二人を制し、ベッドに腰掛けるように促す。
なのははヴィヴィオの勉強用の椅子に座り、
私はヴィヴィオが友達を呼ぶ時に使う折りたたみ椅子をクローゼットから取り出した。
「ふたりとも、お話したいことがあるんだよね?」
なのはは、二人を・・・はやてをじっくりと見つめた。
今のなのはは、今まで見たことのないような凛と厳しい表情だ。
「あの・・・えっと」
ヴィヴィオが困ったように私を見る。
私も困ったように目を泳がせた。
「な、なのは・・・えっと・・・」
「お茶を持っていくとか言って扉の外で盗み聞きをするしかできなかったフェイトちゃん。
少し黙っていようか?」
「は・・・はい・・・」
私は俯いて、誰とも視線を合わせないようにした。
―――ふぅ・・・
誰かが息をつく音がした。
なのはでもない・・・ヴィヴィオでもない・・・
「あんな、なのはちゃん、フェイトちゃん」
はやての語り出しはやわらかく、いたってシンプルなものだった。
「はやいなぁ・・・って思うんよ?最近。
ヴィヴィオが高町姓になって、
フェイトちゃんとなのはちゃんがママになって、
あの時からもう、10年になるんやね」
スカリエッティやレリックのくだりを省いたはやての回想は、
誰の心をも傷つけたくないという彼女の想いも皆に伝えた。
「ヴィヴィオが局に入って、
捜査官になって、リインと同じように私の副官についてくれて・・・
あの頃の私には、そんなこと、想像することもできんやろな」
ヴィヴィオもなのはも、じっと聞き入った。
「ヴィヴィオが私に想いを伝えてくれた時は、五年前。
でも私は、何度も何度も、冗談やろう、と笑い飛ばして・・・
ついにヴィヴィオを泣かしてもうた。
それでも信じられんかったのは多分、
私がなのはちゃんやフェイトちゃんと同じ歳やから、ふさわしくないんやないかって、
心の中で怖がっとったからや」
ヴィヴィオが罰が悪そうにはやてとは反対側の壁のほうへ目を逸らす。
「交際が始まったのは、ここ三年くらいやな。
休みもうまくとれへん私らは、たまに重なった休みにしかチャンスはないし、
ヴィヴィオには怖いママたちがふたりもおるし、
何もかも絶望的な状況・・・
でもヴィヴィオは、私に必死で気持ちをぶつけてくれたんや。
私が年齢の差や、立ち位置の差に怯えた時も」
背けたヴィヴィオの目を見ると、まぶたが小刻みに震えている。
まるで瞬きをすることで何かがこぼれてしまうのをこらえているかのように。
「ヴィヴィオはまっすぐないい子や。
それはもう二人のママが一番知っとるやろ。
そのヴィヴィオは、この五年間必死に私に語りかけてくれたんや。
大切な気持ちを持って、何度もぶつかってきてくれたんや。
私は・・・その気持ちにこたえたい・・・
これからはヴィヴィオに想いをぶつけていきたい・・・
その昔、なのはちゃんがフェイトちゃんに何度も何度も語りかけたように・・・
フェイトちゃんがなのはちゃんの手をとったときのように・・・
なのはちゃん、フェイトちゃん、ヴィヴィオさんを私に・・・八神はやてに・・・くださいっっ」
なのはもヴィヴィオも感極まっていた。
「はやてちゃん・・・はやてちゃんっ!!!・・・そんなにヴィヴィオのことを」
これはなのはが堕ちるのも時間の問題だ。
「はやてさん・・・大好きっっ!!」
ヴィヴィオがはやての背中に手をまわしてだきついた。
そこで私の中の何かが、ぷちんと切れた。
「ねぇ、ちょっと待ってよ」
しんと静まり返った。
まず声を取り戻したのは、やはりというべきか、なのはだった。
「ど、どうしたの・・・フェイトちゃん」
「悪いけど。感動的なストーリーに簡単にほだされるようなチョロイなのはママは少し黙ってて」
「にゃ・・・はい・・・」
ヴィヴィオが次に立ちあがってこちらに向かってきた。
「あ、あのね、フェイトママ。はやてさんは私のことを」
私はヴィヴィオを手で制し、はやてのほうへ向かう。
はやての肩に手を置いた。
「あ・・・あの・・・」
はやてのこれほど焦った顔なんて見たことがなかったが、今の私には関係なかった。
今こそ執務官スキルを生かす時だ。
「はやて、五年前より以前にヴィヴィオの胸にさわってたよね?
成長を見守る義務とか言って・・・
触りまくってたよね?」
なのはが眉間にしわを寄せた。
「・・・はやてちゃん?」
私は構わず続ける。
「早い段階でヴィヴィオを副官指名したのもはやてだよね?
ヴィヴィオが努力の目標点としてはやての副官をめざすように仕向けたのもはやてなんじゃない?」
「フェイトママ、違うよ!!あの・・・」
「今日のために感動的なシナリオをねつ造。そして二人で口裏合わせたとか・・・ね?」
「っっ・・・」
はやてとヴィヴィオの顔がどんどん青ざめる。
「はやて、観念しなよ・・・?」
はやてに顔を近づけ、耳元で囁きかけると、はやてはびくりと肩を揺らした。
ヴィヴィオは顔面蒼白。
よく見ると、白い悪魔にがっちりと肩を固定され、逃げることもできないらしい。
はやては周囲の状況によって精神錯乱状態にいたったらしく、
「そうやっっ!!私とヴィヴィオは別になんのトラブルもなくむかしっから相思相愛やぁぁぁぁ」
と叫んだ。
ヴィヴィオの顔がこれ以上は青くなれないほど真っ青になった。
なのはの表情は目だけを取り残して、にっこりほほ笑んだ。
「そっかぁ。はやてちゃんも、ヴィヴィオも・・・ママたちに嘘をついていたんだね?」
「いや、なのはママそんな・・・」
「なのは、これはあれしかないね、二人のためにも」
「そうだねフェイトちゃん」
私となのはは同時にバリアジャケットを装着していた。
――以心伝心。これが夫婦だぁ!!
「はやてさん!!」
焦ったヴィヴィオの呼び掛けに、なんとなく呆けていたはやては目を覚まし、二人で窓のほうへと走る。
「逃がさないよ、はやてちゃん!!ヴィヴィオ!!」
「はやてになんか、ヴィヴィオは渡さない!!」
ヴィヴィオは窓を無理やりあけた。錠前が外れ、落ちていくのが見えた。
「はやてさん、先に行って」
ヴィヴィオがバリアジャケットを装着した。はやてをかばうように立つ。
「ママたち聞いて、確かにはやてさんはすこーし成り染めをねつ造したけど、
私たちは愛し合ってるの!!」
「どきなさい、ヴィヴィオ。ふ・た・り・と・も・にお話があるんだから」
なのはがレイジングハートを構える。
「どいて、ヴィヴィオ。はやてを生きて逃がすわけにはいかない」
私もバルディッシュをふりあげた。
ヴィヴィオが目をつぶる。
その瞬間、灰色の鳥の羽が部屋中に舞った。
「ごめんなぁ、ヴィヴィオ」
「なにしてるのはやてさん!!!はやくにげt」
ヴィヴィオをかばうように、正面から抱きしめたはやてがこちらを睨みつけ私たちは一瞬ひるむ。
「あかんよ?ふたりで、にげるんやから」
はやての口調は、なんの迷いもなく言い切るものだった。
なのはもおそらく、それを感じ取ったのだと思う。
しかし、私たちは迷いを断ち切るように攻撃をくりだした。
―――ガガガガガガバババババァァァァァンンンッッッッ
レイジングハートがピンクの閃光を放ち、バルディッシュが振りおろされたのは同時だった。
近所迷惑な音と、黒煙。ヴィヴィオの部屋はほぼ壊滅状態だ。
しかし私たちは管理局の魔導士・・・
黒煙がもくもくと立ち込める中、敵が私たちの手を辛くも逃れたことに気が付いていた。
「っっっ・・・あの・・・ちびたぬきぃぃぃっっ!!!
レイジングハート、エリアサーチ!!いそいでっ!!」
「わたしが・・・はやさで・・・まけた・・・?」
「フェイトちゃん、はやく!!」
「え・・・あ・・・はい!!」
私たちは娘をたぶらかすたぬきを追って、ミッドの空へ上がった・・・
【END】
《おまけ》
「は・・・はやてさんっっっ!!」
「お、ヴィヴィオ目を覚ましたんか?
わわ・・・あばれたらあかんよ、ヴィヴィオ。空の上なんやから。落ちたらけがしてまう」
「ママたちが・・・SLBが・・・」
「大丈夫大丈夫。寸前に窓から脱出したんやから」
「え・・・いつ?」
「ふふ、あの二人と何年親友やっとうと思ってん?ヴィヴィオを抱きしめてかっこええこと言ったときや」
「でも・・・そんな・・・はやてさん、すごい・・・」
「まぁ・・・ちょっと爆風にまきこまれてもうたけど・・・
ふたりとも無事やし、ええやろ」
「これからどこへ・・・」
「とりあえず、うちにかえって、うちの子たちに盾になって・・・援護してもらおかw」
「た、たぬきだ・・・」
なんとも微妙な微妙な微妙なものをさらしてごめんなさい・・・
途中フェイトの視点じゃなくなってしまいました・・・
そして結論、八神さんの話し方むずかしい★☆