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冒頭がなんかエロく見えるけどちがうからね ちがうからねっ!!

「…いっ…んっ…シャマル先生…痛いです…」
っていうstrikersサウンドステージ04のなのはがシャマルに検診を受けている時のお話を書いてみましたw

あのシーンは私の大好きな大好きなシーンです。なのはの意志の強さを心配しながらも支えてくれるシャマル先生!!最高です!!

一応サウンドステージのあらすじを少し(ネタバレありなので、一行あけて反転でお願いします)

ゆりかごでの戦いで最大魔力値を8%も低下させてしまったなのは。三日間の完全休養をとってもなお、状態はよくならない。このシーンは六課の主治医であるシャマルが、なのはの状態の悪さに関する説明と、医者としての長期休暇の勧告を行った医務室でのシーン。
しかしなのはは、長期の休暇をとったところで完治するかは分からないことを理由にあげて「羽を休める」ことを頑なに拒否。シャマルはそんななのはに「完治をあきらめるな」と諌めながら、なのはの意志の強さを汲んで、教導官をつづけることを認めた。
そんな二人の会話をたまたま医務室に入ろうとしたフォワード四人が立ち聞きしてしまう。会話の内容から、なのはが怪我を押してまで育てようとする、自分たちへの想いを感じ取ったフォワード四名は、その場を離れた。

ssはフォワード四名が医務室に入らずにその場を離れようとした時からはじまります。最初の音は、なのはとシャマルが彼らの立てた音に気が付いて「誰かいたのかなー」と言い合う場面からです。


そして一番大事なことをいまさら言います…
なのシャファンの皆様ごめんなさい。なのフェイ前提のなのシャです♪


シャマル視点ですがなんか読みづらい。ごめんなさい。

追記からどうぞ。






【みんなを守る癒し手だから…】

―――カチャリッ

「ん?」「あれ?」
二人の声は医務室の白い天井に消えていった。

「誰か来てたのかしら…」
私は、おそらく彼女も思ってたであろうことをつぶやく。

「…にゃはは…かっこわるいところ、見られちゃいましたね、私」
彼女は、苦笑しながら額を押えた。
「もうっ…その羞恥心はもっと別のところで持つべきよ。少なくともフェイトちゃんには…」
「昨日もそのことで言い合いになって…通信画面越しにけんかしちゃったんです…」
そう言って微笑みながら少し俯く。怪我より何より、フェイトに心配をかけたり、傷つけてしまうことが苦しいのだろう。
「フェイトちゃん、私の魔力値が落ちていることに診断結果が出る前から気が付いてたんです…だから誰よりも心配しちゃって…」
「……」
実は私も詰め寄られたことがあった。


――なのはの負担を減らすために、なのはのことをもう少し知らなくちゃならない

フェイトの気持ちもなのはの気持ちも分かっているから、私はその時ただ黙るしかなかったけれど。

「私言ったんです。『飛ぶのをやめるつもりはないよ?』って…そしたらフェイトちゃん…」
「ええ…」
「フェイトちゃんは…『なのはが空を失うのが辛いなら、私も一緒に翼を閉じる』って…」
「そう…」

私は・・・
私たちがこの二人に出会う前に起きた、プレシア・テスタロッサに関わる事件は概要しか知らない。
しかしおそらくフェイトにとってなのはは、
なのはとは違う意味で「生きるために欠くことのできないもの」であるのだろう。
だから自身を削って削ってそうやってでもなのはを守ろうとする。
なのはがそのようなフェイトの態度に傷つくことも知っているだろう。
しかしそれでもなのはを失うことへの恐怖が、
なのはの涙を度外視してまでそのような「守り方」に駆り立てるのだ。

私は目の前で気丈に微笑みながら、しかし唇を震わせる女の子に思わず手を伸ばした。
温かい頬は私の指を避けなかった。
「続けて?」

彼女はしばらく私の目を見つめて、そして唇の震えに負けないように言葉を発した。

「上手に思いを伝えられなかった私が悪いんです。
でもフェイトちゃんのその言葉を聞いた途端に・・・
私、ヴィヴィオの前なのに通信を切っちゃって・・・
休暇から戻ったら書類仕事の大方はフェイトちゃんが片づけてくれていましたが、
フェイトちゃんには会えなかったから・・・その・・・
ごめんねって言えませんでした・・・」

「そう・・・」

頬に触れていた右手の指を滴が濡らす。それは微笑む彼女にあまり似つかわしくない滴だった。

「・・・泣いていいのよ?・・・いや・・・泣きなさい。
心が痛いときに微笑んでごまかしてるから、もっと辛くなるのよ・・・
ここは医務室。私以外いないんだから」

少し俯き気味だったなのはの顔が上向きになったため、瞳の蒼が一瞬光った。
目に張られた膜が光で反射したのだ。
その膜は、熱く危なげにゆらゆらと揺れている。

「はい…」

そろそろ訓練の時間。こんな時でも彼女は行くのだろう。あの子たちのために。
ライトニングの隊長もいることだろう。
二人の擦れ違いが一刻も早く解消されるためには・・・
私は熱を帯びた頬から手を離して、彼女の制服に手を伸ばす。

「私、ひどい患者ですね…」

ぽつりとこぼす彼女に私は迷わなかった。

「ええ」

彼女に制服を着せながら言葉を続ける。

「少なくとも、なのはちゃんをずっと見てきた私からしたら、ね。
あと、ティアナに無茶を諌めた教導官としても頂けない選択ね。それに・・・」

制服を整えると、彼女の肩に手を置く。
「それにおそらく・・・あなたの恋人からしても」

彼女がめずらしく目を逸らした。
「分かって・・・ます」

「いえ、わかってないわ」

彼女の頬をまた滴が伝う。

「それでも・・・
それでもあなたの選択は、それだけの人の想いを反故にしてでも・・・
選ばなきゃいけないものなんでしょ?」

「・・・はい・・・」

泣いている顔をタオルで拭ってあげながら問いかけると、
彼女の返事はしばらくの間をおいて、確かに返ってきた。

「フェイトちゃんの想い、私の想い。
それにきっとはやてちゃんやヴィータちゃん、みんなの想いを振り切って選んだ道よ。
それをいつだって忘れずに飛びなさい。
そしてその想いに報いたいなら・・・全快を「諦めないで」」

誰かの声と、私の声が重なった。
医務室の扉が開いていて、そこに立っていたのは金髪の…

「フェイトちゃん・・・っ!!どうしてここに・・・」
「なのは、諦めないで。
なのはがどうしても空を飛び続けるなら、私もなのはが翼をたたむまで絶対に堕ちない。
飛び続けてみせる。
なのはが一瞬でも長く飛んでいられるように。
私が・・・私が絶対に守って見せる。
だから・・・」

「フェイトちゃん…」

「だからなのはも諦めないで…っ」

金髪の彼女は、そこまで言い切ると恥ずかしくなったのか走り去ってしまった。
おそらく訓練場だろう。

「悪いな、高町なのは。あれはあれで結構気にしていたのだ。許してやってくれ」

「シグナムさん…」

どうやらフェイトの後ろにはシグナムがいたらしい。

「ったく・・・なのははあたしが守るっつってんのに、テスタロッサのやつ・・・」
小さくて見えなかったが、ヴィータもそこにいた。

「ヴィータちゃん…」
「訓練場でまってるからな、はやくこいよー?」

「うんっ・・・!!」
すっかり涙も落ち着いて。教官の顔に戻るまであと少しだ。
三人の突然の出現と、退場は驚いたが、なのはにとってはよい演出となったようだ。

「シャマル先生、迷惑ついでにもうひとつわがまま、聞いてもらいませんか?」
「?・・・えっと・・・何かしら・・・」

彼女のほうを振り向くと、上下教官服に身を包んだままベッドに腰掛けている。
そして、思い切り両手をこちらにのばした。

「その、ぎゅーっって・・・してくれませんか・・・?」

「・・・」

珍しいことは続くものだ。
黙っていると彼女は慌て始める。

「あ、あの・・・その・・・」
「・・・ふふ・・・あはははは・・・あははははは」

あまりの慌てように思わず笑ってしまった。
なのはは不服そうにこちらを見る。笑われたことが嫌だったのだろう。

「ひ、ひどい・・・」

「ふふ、ごめんねなのはちゃん」

私は謝りながら彼女に近づいて背中に手を回した。


「鬼の高町教導官があんまりに甘えんぼさんなものだから、つい」

「お、鬼って…」

「あら、もっぱらの噂よ?高町教導官のこわーい教導…」

「そんなぁ…」

抱きしめながら彼女に言葉をかけ続けた。

――彼女がまた空をとぶ

そのことの意味を彼女に、私に、刻み込むように・・・

「お願いシャマル!!なのはのことを知らなきゃいけないんだ!!」
今抱きしめている彼女がうらやましくなるほどだ。

――すべての想いを振り払って、それでも彼女はまた空をとぶ

私はみんなの癒し手だから… 私の役割は、そんな彼女を堕とさせないこと。
完全に治して「誰にも何の心配もなく」空を飛ばせること。

「はやてちゃんがうらやましいなぁ・・・こんなに優しいお姉さんが身近にいて・・・」
私はそう言って見上げた瞳を見つめながら、頭をなでる。

「あら、私はみんなの癒し手で、みんなのお姉ちゃんよ?
だから私は、なのはちゃんが望まなくても・・・
なのはちゃんやフェイトちゃんのお姉ちゃんなんだからね?」

彼女は笑った。やはり彼女は、悲しみを秘めた微笑みより、この顔でいるほうが似合う。

「それじゃ、えっと・・・お料理教えてね?シャマルお姉ちゃん?」
「もうっ、この子ったら・・・」

この笑顔、そしてこの笑顔を愛するひとたちのために、私は私にできることを…。


【END】

抱き合うのはアウト?セーフ??

どこからイチハチだのイチゴだのと叫べばよいのだろうか…

チューからかな…



フェイトさんもなのはさんもお互いが好きすぎてお互いに過保護になっちゃいますよね

かくいうなのはさんだって、フェイトが執務官の仕事で無理しすぎる時はなんやかんやと心配しますものw

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プロフィール

プチモルト

Author:プチモルト
お越しいただきありがとうございます♪

下手なのですが。
百合ん百合んなSSをかいちまおう
と腹を決めました!!


リリカルなんとかの教導官重視。
なのはさんが絡めばどのカプも歓迎♪

好きすぎていろいろなことを
させてしまうのはご愛嬌!!

最近は他の百合カプにもわき見運転中w

百合(女性どうしのアレコレ)とかとにかく苦手なかた、
イチハチ(性的・暴力的)表現アウトなかたは、
ブラウザバック!!
まだ間に合いますヽ( ゚□゚)ヾ

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